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8月の予定 ~ 葉月に天佑のオペラ連戦 [その他オペラ関連]

8月は例年では前月に上演していた全曲物が初旬の週末にずれ込む日程で連続します。1日目は本格舞台の「ホフマン」です。国内最大の歌手集団が3カ年計画の13公演で取り組んでいる60周年事業のいよいよ12番目となりました。本公演としては3年前の「劫罰」に続くフランス物の登場となります。2日目はピアノ伴奏の演奏会形式での「異国」です。市井の声楽教室が10年をかけてベッリーニの全作上演を敢行の3年目には本邦初演と推測の4作目が採り上げられました。その後には、旧盆期を挟んで生誕記念年らしくワーグナー物が並びます。どちらも夏の催事的な色合いの濃い形式で、前半は通常のオケ公演の範囲内で扱える定番の「ワルキューレ」第1幕、後半には若手らを糾合の「パルジファル」となります。前者は音楽祭へのマリインスキー劇場の客演的な公演となり、今年のオケ定演で乱立気味の同曲競演の中で異彩を放っています。ワグネリアン諸兄の中にはこの一幕上演の全公演制覇を目論んでいる強者もいることでしょう。一方、後者は市民オケと市民合唱団が主催の地元芸術祭への協賛的な公演として、両団員のみなさんの大作への意気込みが伝わってくるようです。と同時に、日本のオペラ演奏の裾野の広がりと実力の高まりには驚くばかりです。楽季の境目を便宜的に旧盆期に設定していますが、この夏はワーグナーに終わってワーグナーに始まる世紀に一度の巡り合わせを楽しみつつ残暑を乗り越えることになります。予定は7月31日現在。(画像は器楽主体の夏期講習会&音楽祭でも注目の記念年の恩恵とも言えるペラゴロの好事家には垂涎の作品が並びながらも断続的な日程で投宿意欲も減退の故に敬遠決断の避暑地音楽祭のチラシ)
kusatsu.jpg 3日「ホフマン物語」二期会
   昨年の若手2本立てに続く仏語物の人海戦術での三題噺に登城
 4日「異国の女」南條年章オペラ研究室
   昨年以上の世界的レア演目への一門を挙げての挑戦の一夜を応援
 6日「第34回霧島音楽祭2013 東京公演」鹿児島県など
   本年ならではの異例演目での14年ぶりとの首都出張につい反応
25日「パルジファル」ワーグナープロジェクト名古屋など
   昨年公演の余勢を駆って日帰りの中京遠征を厭わずに若手らを声援
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