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新国立劇場「ローエングリン」(2回目) ~ 光陰対決へ収斂の舞台進化 [新国立劇場]

lohengrin2.jpg6月10日・新国立劇場・4階正面C席
中9日を空けて外題役の見方によっては特異とも思える歌声の再聴を目当てに入場券入手後に公演認知のアマオケの「オランダ人」を振り切って週末マチネの4日目へ参戦。大公女役は前回よりは安定の実力相応と思しき歌唱、低声三人組は本劇場で合唱の声質との違和感を初めて明瞭に感受の総じて声を張り上げた荒々しさに傾斜の却って劇的効果に乏しい歌唱と拝聴。伴奏によって物語が朗読の展開ながら前回との比較ではロッシーニ流儀の冒頭幕の大詰は神意宣託後には豪勢な音量ながら歓喜の放出の中に型枠に押し込められた形式感の遮壁に客席での楽興は半ばで頂点、続く中間幕の幕開けは指揮者への階下での無粋な賞賛と非難の掛け声の個人的な応酬合戦で満場に水を差しながらも古代神に帰依の伯妃が共謀役と標的役から人間的な感情表現を引き出す念力を発揮して前回よりは迫真感が向上の結果として作曲家の観点では正邪の昼夜または男女に象徴の宗教対立が前面の前回以上に「魔笛」の世界が濃厚化の印象、第3幕への前奏曲では疲労のためかトレモロ音は光輝に欠乏ながらも主役ペアの破局幕として白衣の騎士がほぼ終始に牽引の前半での私邸内で初夜の愛妻を前の新郎の会話、後半での平原上で出陣の軍勢を前の英雄の口上との公私の各々の場面で超能力を具備の聖杯騎士の異界人としての超人性を伝播の歌唱で魅了してカーテンコールでは勿論に天井桟敷からの大歓声が歓迎。主催劇場へは当日が今楽季最後との感慨よりは3カ月後の養父の聖杯騎士叙任譚への期待と不安を抱きつつ劇場を後にしました。
  「去りてなほ心の空に虹光る」 昭成
アフターシアターは、新宿に戻って目先を変えて「王ろじ」で。
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