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日比谷図書文化館「祈りは歌う ~ ロシア正教会の聖歌について」 ~ 皇帝独裁の聖歌の変容 [その他オペラ関連]

greek.jpg4月28日・日比谷図書文化館・小ホール正面自由席
翌週に迫った隣接地区での熱狂音楽祭への「関連講座」と銘打たれた新形態の複合文化施設が企画の有料申込制の講演会へ本年は全く無縁な熱狂祭の代替行事の気分で地下鉄の最寄駅から維新期を代表の本邦初と聞く西洋庭園を抜けて昭和初期に建設の公会堂とは対照的な明治期の設立ながら空襲焼失から再建の現在は戦後期の近代建築の系譜とも思える正三角形が印象的な外観の新世紀には都営から区営に移管の開館半年と言う初訪の会場へ参戦。めでたくも満員御礼と言う勝手知った劇場の客層とは大いに異質の「日比谷カレッジ」との名称で精力的に展開の単発講座への生真面目風な聴講者の文学的な空気に"借りて来た猫"状態での暫時の待機を経て定刻には講師紹介の無いままに唐突な開講での学習会が開始後は100分に及ぶ女流講師の講義をひたすら謹聴の態勢でロシア・オペラとは隣接分野ながらも漸くにに典礼の実況を含む初実聴の録音とネウマ譜の複写を含む初認識の資料に耳目を集中。初心者を対象の趣旨に適合の総論から各論かつ編年展開との手堅い説明に入門書を読むように進行の中で概説的部分からは昭和期の高校世界史では言及の極薄な東欧史と同時にオペラ史の中で殊に国民楽派の独特の美観を保持のロシア物への貧弱な知識では正教会と諸協会の関係、伴奏楽器の禁止、現地語の尊重、聖歌隊の位置付け、赤色革命の影響など初耳の事実の"西方教会"との相違に半ば驚愕も入り混じった認識の連続に続いて後半での録音鑑賞による音楽解説からはビザンツ帝国の衰亡による原型の喪失、モスクワでのロシア化への変容、西欧化政策での伊独の影響、革命以前のオペラ的な新作など教会内の宗教行事、楽譜出版の遅れによる伝統的な祈祷歌から後世人が作曲の時代の空気を反映の声明を連想の儀式合唱、モーツァルトやワーグナーの楽曲を彷彿の近世作品などの合唱曲へと周到に準備された楽曲配列での10世紀の時空を1時間程度で長足移動の得難い機会に満腹感。欧州半島の現代史がローマ帝国の分裂へと遡上の事実と共に八百万神国家の住人には想像の域の宗教と国家との関係を再認識しつつ会場至近の"屋音"からの大音量のロック音楽に出迎えられて俗界への帰還を実感しながら会場を後にしました。
アフターシアターは、夕刻の喫茶に会場至近の「帝国ホテル東京 ランデブーラウンジ」で。
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