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METライブビューイング「エルナーニ」 ~ 歌役者たちの激突 [映像・録音]

meternani.jpg3月18日・新宿ピカデリー・スクリーン2正面後方指定席
4カ月ぶりに本企画の今楽季の3本目として半年前のボローニャ市立劇場の来日楽日でのカーテンコールで被災国民を慰撫の「ナブッコ」合唱と共に遠望ながら鮮明に記憶の公爵役の同一役での老練歌唱の追体験を目的に初期ヴェルディの佳作へ参戦。果たして"エルナーニ・カルテット"ではやはり公爵役が名物の幕間での質問に披瀝の見解のとおり4人中で最後の登場から大詰での心中の生き証人までの最も起状に富む役柄を見事に具現の接写による明瞭な表情と一挙手一投足によって閉幕直後の緞帳裏での国王役からの慰労への答礼時の大きな溜息が物語るように30年以上も当代屈指のオペラ歌手として活躍の偉業が裏付けの本上演でも展開の状況に応じて配役の内面変化が聴覚と視覚の両面から表現された主役然の貫禄の名唱に続いて恋敵への敵愾心と求愛者への誘惑心を歌い分ける国王役、同様に唱法の無理に起因なのか第1幕と最終幕の登場時で独特の掠れ声が発生ながら生い立ちの悲劇性と恋人への執着性を歌い分ける山賊役が両脇を固めつつ練達の男声3人の胸を借りるように主催劇場の新人発掘行事によって控え歌手から本公演に配役の貴婦人役は立派な体躯を利用の素直な声質と感情表出に加えてアジリタ唱法の技巧を基盤に今後の習練の成果に期待の出来映え。伴奏は四人組が各々に他の3人との強固な関係性の中で展開の濃密な筋書を反映の緩急と強弱を駆使の本劇場のイタオペ主任的な立場に相応しい成果によって伴奏音型からも切れば血の出るような愛情と対立の熱気が横溢の初期ヴェルディの生気が持続の作品の価値を高める音楽によって独唱陣を先導と支援の両面から蔭の功労者的な存在感。劇場で会った知人曰く「初期ヴェルディの魅力の威勢良さはピットの派手な演奏も一要因」との感想に同意しつつ本企画の視聴作品の中で屈指の好感の勿論に中期ヴェルディへの匂いを感受ながらも殊に前半に強く残存のロッシーニの形式とドニゼッティの風味にも魅了の目的達成の満足感を抱きながら小雨の繁華街へ劇場を後にしました。
アフターシアターは、遅いランチを劇場から程近い「三太」で。
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