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新日鉄文化財団「中村恵理 ソプラノ・リサイタル」 ~ ドイツ製エンジンを搭載の国産車 [リサイタル]

nakamura.jpg9月14日・紀尾井ホール・2階正面前方A席
春の大型連休に準じた秋の中型連休とも言える3連休の前夜に昨秋に訪日のバイエルン州立歌劇場の一員として凱旋帰国の国営歌劇場の研修所から欧州へ雄飛の若手歌手の国内初と言う独唱会へ参戦。本会場での海外で活躍の邦人女声歌手の帰国公演となれば経歴には大きな相違ながらも本劇場を3年前のリートの披露からは例年開催の国内本拠地化にも等しい楽劇作品で国際的に定評の先達を想起しながら最寄駅から外堀沿いに向かえば上層の客席には研修所同窓生も散見の中で10分遅れで開演のミュンヘンでの指導者的存在とも思える伊人伴奏者との当夜の35分間での前半は外国語学習にも力点の研修成果を反映の3カ国語の歌曲選では長い旋律線の保持と波状の歌い回しに稀薄なベルカント的な歌唱とは距離感の故に出来映えは独仏伊の順とも拝聴の結果に好みの問題ながら後半への危惧も抱きつつ20分間の休憩を経て35分間のアリアの部は短尺の伊仏の有名4曲が並んで当夜の劈頭の一群で選曲のイタオペでのロメオの登場歌との同旋律曲に対応とも思えるジュリエッタのロマンツァでは張り上げ調に一族の名誉と自身の恋情との葛藤の身の上に悲嘆の心情はやや薄弱の余韻、次いでノリーナの登場歌での淡泊な歌唱に演歌と同様に単調な音符の朗々歌唱では役柄で最重要な男好きの色香の客席への伝播はほぼ皆無の印象、続くマグダのサロン歌はイタオペ版喜歌劇の要素も加勢の曲調との好相性とも思える場内に可憐な一輪が開花の芳香が充満の風趣、掉尾では1曲目に対応の仏語でのジュリエットのアリエットは当夜を締め括る自身の心情が表出とも拝聴の華麗かつ伸びやかな一編に個性の正の側面が満開の好唱。アンコールはこれも短尺のムゼッタの誘惑歌では本編とも符合の曲調との適合性が合致の活きの良さに対して後続には国産歌曲が飛び出して邦人歌手の研究発表会の雰囲気が場内に醸成の若手らしい締め括りに好みの問題ながらアリアの世界は一気に瓦解。客電点灯が誘発の一層の喝采を目撃しつつ無料パンフによれば蘭英独と精進に邁進の新進歌手の一層の前進に向けた女流ながら武者修行の末の有望な前途への関心を抱きつつ喧噪のロビーを抜けて劇場を後にしました。
アフターシアターは、劇場で会った知人の案内で「スパゲティ ながい」で。
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