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5月の予定 ~ ワーグナー誕生月に初期ヴェルディ月間! [その他オペラ関連]

5月は上旬に「マクベス」、下旬から翌月での「ナブッコ」と初期ヴェルディの両雄が並び立ちました。演出には前者はドイツ人、後者はイギリス人との既に国際的な名声が定着の個性派が登場します。このため、受け手側の意識が先入観を形成とも思いますが、愛着作の音楽面よりも舞台づくりが売り物になった販促戦略にやや違和感もあります。もっとも創作時の「言葉か音楽か」に対する再現時の「演奏か演出か」に関わるいかにも現代らしい現象とも理解しています。前者の稽古入り早々に行われた演出家の講演会での主張に従えば、現代的解釈を施す上では音楽の重要度は最下位のようです。他方で、指揮には前者はロシア人、後者はイタリア人が登壇します。どちらもピットとオケ物の両分野で定評があり、両作品のオペラ史上で異色とも言える荒削りな爆発力の発現を期待しています。演出では既製品の修正と新制作の初物という違いでの独英対決、指揮では同世代での露伊対決、組み合わせは旧体制での東西対決の構図となります。さらに独唱陣は邦人純血対日欧混合、オケは新国立劇場の第2専属オケ対第1専属オケという布陣となりました。その他、「マクベス」の合間を縫って今年もかろうじて旧都心の熱狂音楽祭に参加します。「パリ」がテーマとなりましたが、選曲が好事家好みなのか大型連休の曜日並びのためなのか、今回は前評判に熱狂が感じられない印象です。幸いにも予定した公演は会場が大きいため、一般発売でも確保できました。予定は4月30日現在。(画像はめでたくもワーグナー生誕200年の誕生日の前日と当日にゆかりの州都と聖地で連日挙行の祝賀演奏会への参列ツアーを含んだ主催代理店の販促チラシ)
13-5.jpg 1日「マクベス」二期会
  どうしても研究発表会の歌手よりも異色演出家の舞台に注目の初日公演
 4日「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013 No.271」東京国際フォーラム 
  外来演奏家では唯一のペラゴロ向きと思える公演の大劇場の巻や如何に
 〃 「マクベス」二期会
  バレエ音楽は諦めても贔屓の初期作に浸れる目論見に冒険的な楽日公演
 5日「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013 No.344」東京国際フォーラム 
  よくぞ選曲の唯一回の音大ブラスによる大交響曲の聴き応えや如何に
19日「バルバラ・フリットリ ソプラノ・リサイタル」東京プロムジカ
  記念年に3回来日との大車輪的活躍の初回は御挨拶的に地味な歌曲公演
22日「ナブッコ」新国立劇場
  ついに登場の巨大装置に個性の英人演出家が仕掛ける読み替えや如何に
31日「第2回読響カレッジ」読売日本交響楽団ほか
  "文の京"を標榜の区営法人が共催の新国次期芸術監督の記念年入門公演
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