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サントリーホール「オペラ・アカデミー・コンサート」 ~ 熱血教師の陣頭指揮 [その他オペラ関連]

academy.jpg6月3日・サントリーホール・小ホール正面指定席
週末の暇つぶしとして昨秋の主催劇場が付置のオペラ講習所の特任教授職に就任の同所とは因縁の伊人引退歌手の御披露目が目的の公開講習に続いて小劇場で展開の室内楽企画での創業者の孫娘婿と言う当代館長の肝煎りとも想像の声楽よりも17年後発の器楽講習所の受講生も参加の音楽祭に姉妹関係から違和感を越えて組み入れとも推測の新体制で初の発表会へ参戦。本会場で初経験の出入口正面奥の壁側に舞台を敷設の鶴翼型での馴染みの稼働椅子への金板をテープ貼付での臨時の席番札も目新しい客席配置に新鮮味を感じつつ暫時待機の後に10分間の後半で登壇の修了歌手の通訳での「9月に応募倍率で10倍の選抜」「今回は聴衆面前での演奏経験が目的」「ピアノ、チェンバロ、オルガンの独奏・重奏での伴奏にも音楽的面白味」「初年次は基礎習練として19世紀に編纂の伊語古典歌曲」を骨子の教授挨拶に続いて第1部として1時間での既に各種チラシで記憶の名前も若干に散見の受講生15人のバロック・オペラからの2曲を含んだ発表会では学徒競技会のテレビ放送と同様な演目表の氏名に併記の出身校名に依れば04年大学院修了から12年学部卒業の範囲で東京芸大6人、東京音大5人、国立音大と武蔵野音大が各2人の黒三点との女性偏重での陣容が組まれて客席の正面区画の8列が最後列の舞台正面位置には譜面台を置いた指導者が乏しい知見の範囲でも本劇場の館長と上級制作担当女史、在京外国文化施設のオペラ講座講師など内外の業界関係者が参集の様子の眼前で着任から1年弱とはいえ教え子の歌唱成果と自身の育成手腕がその範囲での評価の俎上の初舞台に際して昭和時代の箱根駅伝でのジープに乗車の監督のメガホン先導を連想の時に両手を大きく自在に回す大仰な身振り、時に白眼まで剥き出して無言で弟子と唱和の形相、時に渾身の念力で深呼吸の度に空気を震わて響く鼻息と2畳程度の平方を縦横に移動しつつ10メートル足らず先の受講生とのまさに人馬一体的な伯楽ぶりの献身的な入魂指導も鑑賞の望外の好位置に着座の天恵を十二分に堪能の中で指導方針の一端として垣間見るような演目表に掲載の歌手自身の歌詞の邦訳方針には好感を抱きながら殊に東京音大3人、武蔵野音大1人の女声に傾聴。20分間の休憩中に下級生連が客席の上手後方に陣取った後は第2部の「オペラ・アリアの名曲」との有料公演らしい上級組と講師組に二分の先輩歌手のガラとなって前段の既に職業歌手として頭角の一応は「受講生」として修練を継続の5人が登場して1人1曲での3人は総じて音楽の生気よりは大人の落ち着きに勝って残念ながら実力発揮には未到の出来映えと拝察の一方で中締め女声二重唱は透明感に優れた声質、外地講習会での同窓に納得の精緻な重唱、平安甘美な場面を彷彿の清明な表情との全曲公演から完璧に切り出した抒情性を場内に充満の残り香のように上手に退場後の陰出しまで時間停止の錯覚にも嵌入の楽興の5分間の創出で締め括られた後の講師4人の腕前披露では前段は高声男女でのヘンデルでの悲嘆合戦、後段は一挙に1世紀余を下ったイタオペ合戦との男女間の2連戦の構成に依って1回戦は男声先攻での運命の水流に身を委ねた来し方を象徴とも思える音楽進行のままに淡泊な表現の中に沈静の悔悟の内省感が充満の詠唱に対して後攻の女声は自身の境遇に対峙の一音も粗略に出来無い有名曲を明るい声質が外向的に響きながらも運命と対峙の決然感を手慣れた一節的に高唱の好試合、2回戦は女声先攻で大曲が繰り出されるも作曲家畢生の大作で最終幕の冒頭を飾る最後のアリアの宗教的とも言える境地には外的構えと内面表現で物足りないままに後攻の男声は独特な苦心の高声を駆使のヴェリズモの代名詞曲には往時の舞台録音を彷彿の中高年の拍手喝采に浴してカーテンコールは客電点灯後も継続の沸騰加減。新体制の第2年でのいよいよオペラ楽曲に挑戦の師弟関係の紐帯に根ざした相伝成果を心待ちしつつ劇場を後にしました。
アフターシアターは、最寄の駅ビル地下の「出雲そば いづ味」で。

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