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南條年章オペラ研究室「研究発表コンサート 第2日」 ~ ベルカント・オペラの見本市 [その他オペラ関連]

nanjou12-2.jpg4月25日・津田ホール・正面後方自由席
前週に続いて平日の暇つぶしとして主催教室が愛用の殊に声楽分野では都内屈指と言える通い慣れた国営庭園脇の小劇場へ参戦(画像はレザック系巻き三ツ折で高級感を演出の両日兼用の演目表)。参集の御贔屓衆の熟年紳士と高級靴が目印と勝手に判断の令嬢感が放出の声楽徒と思しき20代の淑女連との混在が特徴の客層に混じり込んでベルカント一色的な曲目構成はやや大袈裟ながら天体の精妙な配列にも似た前回と同様な趣向での幕開けのルクボルの登場の有名曲では落ち着いた歌唱で当夜のベルカントの世界へ誘引の役務を達成の後は初心者的な三人組に中堅的な三人組が続いて中ではサンドリヨンの帰宅曲での作曲家独特の見方によっては捉え所の無い楽調で舞台情景を彷彿の歌声への傾聴に続いて両日で唯一の独語曲ながら贔屓のロザリンデを挟んで中入り前の男女の真打ではまずアルヴァーロが時代物らしく端正かつ恰幅よく朗唱の後に前半の終曲アリアとしてクネゴンデの登場となって昨秋の大歌手のオケ付き独唱会も彷彿のピアノ前の1メートル四方を完全に舞台化の門弟随一の公演経験に納得の表情と所作から疑いも無くオペラ歌手の実力を証左の絢爛の歌唱に当然ながら複数の叫び声のような掛け声も飛び出して場内沸騰の興奮の坩堝を以て15分間の休憩。いよいよ本年の最終部に相応しく一定の水準以上の門弟陣のみで構成とも拝察の幸いにも反復励行とその前提の装飾歌唱を具現の女声歌手による僻頭には北伊時代のブッファと掉尾では南伊時代のセリアでのロッシーニの名アリアの配置に期待感も増幅の中でのイザベッラの登場曲は久方ぶりの実聴に加えて反復部を堪能の以降も概して相応の実力を要求の名曲が並んで中堅三人組ではエレアザールの逡巡歌は個性に合致の世代的な心情表現への制約を越えて再帰部の効能を感得の切々とした抒情感、一転の漁家のレスビーナは古典楽派の天真爛漫な旋律でのアジリタ技巧を駆使の佳唱と続いていよいよ大将格のセミラーミデの登場歌は大柄な体躯からの発声に比例の劇性と装飾が見事に同居の如何にも女王然の母性の優美さよりも為政者の剛毅さに勝った悲劇譚の開始前に適合とも思える堂々の歌唱で二夜の締め括りに相応しい一曲となって客席はバビロニア王国の臣民のような讃辞の喝采を献上。当夜は各部が45分ずつのやや短尺に腹八分的ながらも勿論に前夜と同様に伴奏音楽にも楽興を感じつつ熱気が充満のロビーを抜けて主催教室の遠くは1年後の精進成果と近くは3カ月後の全曲企画を期待しながら劇場を後にしました。
アフターシアターは、前週と同じく劇場で会った知人と会場階下の「ユーハイム 千駄ヶ谷店」で。
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