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METライブビューイング「ドン・ジョヴァンニ」 ~ 「ドンナ・エルヴィーラ」に等しい配役 [映像・録音]

metdongio.jpg11月20日・新宿ピカデリー・スクリーン1正面後方指定席
オペラと芝居での「喜劇映画デー」の前半戦として2週間前に続いて本企画の今楽季の2作目に6月の来日引越公演に同行の本劇場総裁には強制配転による露人歌手の格下扱いの"イタオペの女王"、映像では昨楽季のマラテスタに続いて実演でのマルチェッロで注目の外題役、次代の音楽監督を射程の代役指揮者に加えて3年前の奇しくも本日との同名役が記憶に刻印の若手ソプラノの4人を目当てに馴染みの映画館へ参戦。開映の5分前に到着すれば本企画で初体験と思しき封切り映画館らしい場内放送での待機音楽として興行側の意図かは不明ながら作曲家の故郷を舞台の米国産のミュージカル映画からのオケ編曲版での主題曲との選曲に合点しつつ最大客席の会場で150人弱と目測の集客にやや寂しさも感じながら提供企業と今楽季の宣伝映像を漫然と遠望の後に本編では女性陣はやはり貴婦人役が幕間の本人説明に依れば「両ドンナで演技比重の高い役柄を選択」「その基本方針は外題役が最後の男との決意」との解釈に得心の録音を含めたこれまで経験の同役を凌駕の大看板に相応しい劇唱を披露の一方で彼女との装飾合戦も見事に対峙の本劇場に初登場との令嬢役は来日公演よりも鋭利で透明感に優れた声質と清潔感に溢れた歌い回しに加えて容姿と雰囲気に成熟度が向上の大器を期待の歌唱に安心感すら湧出。他方で主役は稀代の誘惑騎士への配役には高貴性と神秘性に不足のやはり従者が適役の存在感、本公演で出演200回との婚約騎士役は芸達者な他の主役陣との違和感が大きい上に経歴に見合った迫真の歌唱には未到のままに漸くに後半のアリアで本領発揮の後手ながらカーテンコールでは貴族女性2人組への予想外に薄弱な拍手に対して最大の喝采を獲得の地元民の趣味もやや理解。端正な音楽運びのチェンバロ奏者を兼務の指揮者は冒頭の2音から往事の劇場指揮者を想像の音楽の可視化とも受容の指揮姿によって序曲ではアクセントやスフォルツァンド的な強音によってブッファらしい音楽を披露の後に年齢的にもマーラーを連想の新大陸からの招聘を受諾の緩急、強弱、間合い、アクセントの他に対旋律的な音楽でのベルカント的な音節感に優れた生命感が横溢の思わずに板上の歌唱への意識を忘れるほどの"第9の独唱者"らしい音楽づくりに傾聴。幕間での聞き手役からの「54カ国への配信にも入用」とのいよいよ本企画の存亡に言及の寄付金の脅迫表現に彼の地の国情を想像しつつ1パーセントの富裕層の篤志に深謝の一念で開映前と同様にザルツカンマーグートの自然美が条件反射的に想起の映画音楽に見送られながら次回の来訪は未定なままにモーツァルトとほぼ同時代に設定の喜劇映画に向けて映画館を後にしました。
アフターシアターは、後半戦への待機を兼ねて上映館近くの「ドトールコーヒーショップ 九段店」で。
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