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新国立劇場オペラ研修所「オペラ試演会 『嘘・芝居・真実』」 ~ 嘘であってほしい緊縮予算の真実 [新国立劇場]

scene11-7.jpg7月23日・新国立劇場・小劇場正面後方指定席
「発表会デー」の午前の部に続いて主催劇場の別会場での午後の部は子供オペラと同様に楽季末行事として定着の付置研修所の研修生による初日へ参戦。1年ぶりの会場では中古品か新品かは不明ながら中劇場と同様な本会場で中心の演劇観衆への対応と思しき場違い感を放出の庭園用とも拝察の簡素な白色のプラスチック製の3点セットが上層に9組、下層に11組も配置されて予算縮減下での観客サービスへの苦心を実見の上に本企画自体も3割値上げの価格に対して無料パンフのA4判ホチキス留め8ページから同二ツ折4ページへの簡素化に加えて震災による授業時限の一部中止の故か前半が概ね1人1役のわずか3場面と後半の一幕物での正味90分強への公演自体の短縮化、経費事情かは不明ながら伴奏ピアノの重奏から独奏への縮小化への恒常化は不明ながら財政難時代の大規模天災とそれに誘発の人災との今年度上半期の被災首都の状況を再認識の公演形態に従前の若手歌手によるオペラ重唱を愉しむ低廉での気楽な暇つぶしからやや緊張感を持って拝聴。50分間の前半の最初は贔屓曲の「妙薬」での軍曹の登場の場となって切込隊長役は初日の故かカヴァティーナ的な冒頭部の棒読み歌唱に先行きを危惧するも新入生2人を相手に速度が向上の推移部以降のアジリタ歌唱の後は研修生らしく抑揚の振幅は小幅ながら実力相応と推測の歌唱を示して合唱の無い落ち着いた雰囲気の中で三重唱を展開、続いて前曲と同じ作曲家の「ドンパス」での夫婦喧嘩と待伏計画の場面は現代劇に仕立てられて研修生らしく楷書的な歌唱の中で爆裂感ではなく溌剌感が連続の二重唱を披露、最後は当日で唯一の悲劇に転じて「ミラー」での大詰の場となって無理心中の青年男女の愛憎を作曲家一流の音楽の運もあって研修生らしく若者の熱気が伝播の格調感を伴った清々しい二重唱で表現。15分間の休憩を経て後半は前回のメノッティに続いてピアノ伴奏での一幕物ながら現在は廃止の小劇場オペラ企画の代替とも受容の小品喜劇が選曲されて2人芝居の外題役は短駆ながら豊かな声量と女性らしい演技力によって筋書どおりの婦唱夫随的な関係を構築して相手役はモーツァルトに触発されてか幕開けの独白の途中から音楽の流れに乗って奥方の登場からは喉が温まって実力発揮のように拝聴しつつも後半にはそれまでの熱演にやや精力減退とも拝察の一方で演出指導の効果としてキートンを彷彿の仏頂面で貫徹の黙役の家令役は動作の切れ味と人間の生理に訴求の過剰演技の繰り返しでの喜劇の王道を積み重ねる存在感を発揮して第三の登場人物としての役務を完遂。恒例の年度末公演も4日間から半減の日程予告を実見して本番回数が修練の生命線にも等価とも聞く研修所にも緊縮予算を本格適用の財政窮乏を推量しつつも演目発表を楽しみに夕刻の部の会場へ足早に劇場を後にしました。
アフターシアターは、従って省略。
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