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二期会「スペインの時」&「子供と魔法」 ~ オペラ研修所の60周年記念公演 [国内公演団体]

ravel.jpg5月19日・新国立劇場・中劇場2階下手指定席
大型連休から連続の週末の暇つぶしとして主催の同業者団体の60周年記念事業と兼ねた3年毎と言う若手公演に逡巡の末に廉価券の入手機会の到来で決意のラベル二本立ての初日組へ参戦。合唱陣は出演免除ながら各日で21人との大所帯の独唱陣とその近親の血縁・地縁や交友関係も当て込んだ集客は遠望の限りでは概ね奏功と拝察しつつアール・ヌーヴォー末期の前半作は主催団体の重鎮から就任の国立歌劇場研修所長の意向を反映の所産かは不明ながら2カ月前の同じ劇場での音大では同輩または後輩筋に当たる同研修生の年度末公演との競演もレア物だけに印象深くも当日との作り込みの成果の軍配は学生と職業人との準備の周到度の相違もあってか前者に傾斜しつつ伴奏を含めて贔屓の大詰の五重唱に象徴的な打ち寄せる波のように独唱と重唱が巧みに交差しつつ徐々に高揚感を形成の頂点は残念ながら平坦なままにティンパニの空疎な響きで閉幕。アール・デコ盛期の後半作は7年前の「藝大オペラ」での脇役陣は院生主体の公演との比較でもやはり当時の初実聴もあってか先年の公演での初々しさの反面で丁寧な歌い込みに好感の記憶が蘇生しつつ聴覚よりも視覚への刺激に勝って総じては2作ともに声楽では首都圏での直近と推測の同世代の公演には及ばいままに後半作の大詰場面では宗教音楽的な終結感も醸成ながら総じては仏語歌唱の難題も含めて若手らしい発展途上の領域とも拝察。単日興行の制約も感じつつ本企画の過去公演との比較でも後塵と位置付けの完成度に次回の選曲と演奏に期待しながら劇場を後にしました。
  「子雀の集ひて互ひの夢かたる」 昭成
アフターシアターは、喫茶休憩となって「珈琲舎 バン 伊勢丹会館店」で。
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