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新国立劇場「こうもり」 ~ 気の抜けたオペレッタの王者 [新国立劇場]

fledermaus.jpg12月9日・新国立劇場・4階上手D席
本年のオペラ公演の掉尾を飾る国営歌劇場でのオペレッタに一面では相応しく震災の年を象徴の事故から半年以上を経てなお未収束の放射能禍への懸念による本興行の唯一の呼び物とも言える往年の名メゾ歌手夫妻の来日拒絶との痛打によって偶然ながら本作の初演直後の帝都に襲来の大恐慌の憂き世から聴衆を現実逃避に誘う「忘れる者こそ幸福」との台詞で旧年を閉じようとの主催劇場側の意図は見事に粉砕の列島に襲来の世界史的災厄の厳然とした事実の再確認の逆効果に作用しつつ歌手陣・指揮者・演出の三拍子揃って義務感が先行の4日目の平日マチネへ参戦。果たして公爵役の降板はお門違いながら代役はやはり代役の域、内外ともに本来配役は二戦級の陣容、本劇場の常連指揮者の洒脱とは対極の音楽によって帝都を代表のオペレッタの妙味は雲散霧消の却って客席での苦痛感を強制の出来映えに初役と言う半年前の「コジ」では好感の公証人役の主役にはあまりに弱体な押し出しと若手指揮者の作曲家の生前当時には一時は敵対国の帝都の本拠地には相応しいとも思える無骨で人工的な伴奏を筆頭に結果的には看守役以外の来日組の習練場としてのみの上演意義とも愚考に象徴のオペレッタに無理解な陣容編成に唖然感。カーテンコールも早々に贔屓作だからこそ本公演こそ忘れたいとの観念を胸に前々月に続いて抜粋ながらまたしても「プリターニ」に挑戦との若手公演に向けて劇場を後にしました。
  「この婆々もあの人も無き年わすれ」 昭成
アフターシアターは、従って省略。
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