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新国立劇場「ルサルカ」 ~ 群青の魅力に陶然の舞台美術 [新国立劇場]

rusalka.jpg12月3日・新国立劇場・4階正面後方C席
前月の主催劇場による2度の啓発兼販促行事による断片または関連情報の他には結局は目論見とは正反対に手許の舞台映像も未視聴のままに本作の全くの初心者として週末マチネの4日目へ参戦。事前行事からは聴覚上は控え歌手での講師のピアノ演奏による序曲の断片、外題役の有名独唱曲、魔女の呪文歌、王子の求婚歌に加えて講演資料的に紹介の各数分間での本演出の初演劇場で収録の上演映像、視覚上は専ら本公演のために来日指導の英人制作陣が用意の舞台美術の模型写真と装置画像を通じた認知のみを前提に全曲の拝見に臨めば専ら今秋の連戦疲労と予習不足に起因の睡魔の襲来に抗戦しつつ聴覚では8年前の「花嫁」以来の2度目のチェコ語作品での大詰には少女から失恋経験を経た婦女への変貌を未来への希望も醸成の成長感も表出して歌い上げた外題役を筆頭に各々の配役の特徴に見合った5人の外国人歌手の歌唱には従順に拝聴と同時に視覚では事前行事での予習の印象が増幅の本劇場で3作を演出の仏人照明家で強烈な印象の邦人の色彩感覚では再現が不可能とも思える透明感に優れて濃淡の度合いも精妙な青色の表現の上に同一線上での中欧の自然を象徴の森林を表出の碧色が脳裏に刻印の一方でお伽話の形式を採りつつも主人公の悲劇が強く印象付けられて日程の都合とも思いながら先行2公演を脇へ追いやる今楽季の開幕演目に相応の高水準の出来映えと拝察。演出家には30年来の愛好曲との作品ながらイタオペ派には再聴意欲に未到の音楽的魅力の発見不能に帰着の鈍感な感性のために帝都産以外のハプスブルク物への開眼の機会を今回も逸して劇場を後にしました。
  「寒水や青に碧に色気立ち」 昭成
アフターシアターは、ソワレの定番の「叙々苑 東京オペラシティ53店」で。
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