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9月の予定 ~ 新シーズン!スカラ月間! [国内公演団体]

9月は前半に4年ぶりのスカラ劇場の来日引越公演、後半は昨年に続くゼッダ翁のオケ物と大きく二分されました。また、全曲公演が前半に集中し、その中から5作8回を予定できたため、ペラゴロにはうれしい悲鳴月ともなります。まず、スカラ劇場は今回は2演目と特別演奏会のみですが、2週間の公演期間の後は10日間にわたり、都市ごとに主催者を変えながら東京と大阪で演奏会形式での別の1演目と"ヴェルディガラ"を、さらに名古屋で合唱主体の特別演奏会を上演のようです。ヴェルディ記念年らしい三都巡行となります。後半は、民間新聞社から「アイーダ」決戦を挑まれた公共放送局の高額公開収録には目もくれず、ゼッダ翁の一連の東フィル定期に通います。今年は新たに名曲企画が追加となり、米寿に迫る指揮者の無事の来日を祈るばかりです。さらに、スカラ劇場に同行の"歌姫"のリサイタルは残念ながら本人意向で"予告倒れ"となりましたが、藤原歌劇団が招聘の"女王"は上旬の「椿姫」から下旬のリサイタルへと、当月の陰の主役のような日程となっています。幻となったヴェローナ劇場の皆さんは別にしても、スカラ劇場の皆さん、ゼッダ翁、デヴィーア女史が同時期に滞日しながら各々に音楽活動を繰り広げますが、どこか複雑な心境を抱きつつ1カ月を楽しみます。予定は9月3日現在。(画像は想定の範囲内とはいえ唐突に宣伝されて忽然と中止に至った主催新聞社らしく会場を野球場に移した劇場開設100周年も兼ねた野外劇場の来日引越公演のチラシ)
verona.jpg 3日「ポッペアの戴冠」アントネッロ
   短縮版も受容の古楽楽団で本格伴奏のモンテヴェルディ第一弾
 5日「椿姫」藤原歌劇団
   本邦4度目のヴィオレッタに主催団体への声援含みの初台登城
 6日「ファルスタッフ」スカラ劇場
   初役と言うクイックリーに最関心との酔狂な目的での初回目
 8日「椿姫」藤原歌劇団
   ドニゼッティ物を熱望しつつも集客優先の選曲は承知の再登城
11日「リゴレット」スカラ劇場
   老練外題役の予定通りの出演を期待しつつ最終機会も想定内
12日「ファルスタッフ」スカラ劇場
   性懲りも無く無謀の平日マチネにも触手の高密度重唱に期待
14日「ファルスタッフ」スカラ劇場
   物好きとは自覚しつつも"ファルマニア"を自嘲の馴染み参戦
15日「ワルキューレ」神奈川県民ホール
   記念年で本邦最大規模の公演の楽日組へ残暑下の多摩川渡河
16日「第57回 午後のコンサート」東京フィルハーモニー交響楽団
   序曲でも十八番を並べられたら矢も楯もたまらずに入門企画へ
 〃 「ワルキューレ 第1幕[演奏会形式]」日本ワーグナー協会
   市民オケの故の名匠への私淑の熱演と名古屋に続く女声に関心
18日「通し狂言 伊賀越道中双六 第一部」国立劇場
   竹本義太夫300回忌との古典芸能界での記念年に追善参戦
 〃 「通し狂言 伊賀越道中双六 第二部」国立劇場
   通し興行を文字通りに昼夜通しで通う体力の通用力を神頼み
19日「第81回 東京オペラシティ定期シリーズ」東京フィルハーモニー交響楽団
   前年に続く老匠の2幅に今年はコンマス親子との3世代共演も   
20日「第837回 サントリー定期シリーズ」東京フィルハーモニー交響楽団
   前夜と同曲ながらも水彩紙を換えた名手の筆致は微妙に変化か
22日「第838回 オーチャード定期演奏会」東京フィルハーモニー交響楽団
   "音の風景画家"の写生旅行は長靴半島から英国本島に北上へ
25日「マリエッラ・デヴィーア ソプラノ・リサイタル」東京プロムジカ
   劇場三昧の当月は漸くベルカントの名歌手の模範歌唱で耳納め
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