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新国立劇場「ピーター・グライムズ」 ~ とぐろを巻く群衆の圧巻 [新国立劇場]

peter.jpg10月5日・新国立劇場・4階正面C席
4日前の主催劇場が今楽季の開幕日の前夜催事として作曲家の母国の在外文化機関との共催で挙行の解説行事に続いて先代監督の20世紀枠を承継の監督自由枠での英国音楽に造詣と定評の当代の面目躍如とも言える20世紀物の平日ソワレの2日目へ参戦。前世紀を代表のオペラ大家の貸し公演を除く本劇場での作品上演は本公演は初登場ながら2001年の小劇場での映像を大胆に利用の現在は廃止の憂き目の若手を起用の実験的企画、06年度末の中劇場での付置研修所が招聘の英国人演出家が絵本のように上梓の修了公演に続く結果的には扱いと成果は会場規模に比例とも思える着実に右肩上がりの慶事と認識しつつ後期ロマン派を以て受容停止の門外漢には「カヴァパリ」から進化の社会劇オペラへの新劇鑑賞にも似た気分で臨んだ当夜の望外の聴き物は現代物らしく本作で殊にオケ好き諸氏には贅沢な御負け的な魅力と拝察の6点の間奏曲での名称にも由来の伴奏楽団の元来の成り立ちを想起の管弦楽に象徴のピットの冴えた音響、ロッシーニ以降の群衆が主要配役の一人に昇華の作品群の頂点とも思える作品として村民が登場の場面での独唱と合唱の併存にミュージカルにも通じるイタオペ流儀のコンチェルタートの構築美とは異なる劇的展開の立体感と共に演出の幕切れが「コジ」では喧嘩破局または交換成立との変容にも共通の当世風の脚色とも思いながら振り返れば先代監督期からの借物公演に眼福の外れ無しとの感慨に国際慣習は不案内ながら共同制作方式を採らない全くの借用舞台も当劇場初御目見えならば新制作との看板付けの劇場慣行とは言え今回は開幕興行に相応しく演出家が直々に滞日指導との手法に殊に先代以降に顕著との一入場者の経験則ながら半可や大家の外国人と邦人とを問わずに少数の例外は認めつつもやや背伸びまたは身内感覚などに根差した新規発注よりは既に定評を獲得済みの舞台を借用の方式との完成度の落差の実感に基づく新制作経費の方向転換の有意性をさらに強固に再確認の副産物も生じつつ3年前の「ムツェンスク」と類似の満腹感を抱きながら劇場を後にしました。
  「村ぢゆうを洗ひ清めて野分あと」 昭成
アフターシアターは、国道を挟んだ劇場向かいの「オステリア スミヴィノ」で。
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